2017年12月18日

マンション管理会社とマンション管理士との違い

マンションの管理会社は2000年に法律ができる以前は、
規制されことなく全く自由の営業活動ができる存在で
した。それ故か頻繁に不祥事が発覚していました。

そこで、議員立法(国会議員の発案で法律案が国会に
上程される)によって2000年12月8日「マンション管理
の適正化に関する法律」(略してマンション管理適正化法)が
制定され、マンションの管理会社は国土交通省の登録制となり
ました。

つまり、悪質な管理会社を排除することを目的に国土交通省へ
の登録制としたのです。

これと同時に管理組合に対する法律的又は事実的な助力をする
為のマンション管理士制度を創設しました。

マンション管理適正化法という法律はマンション管理業者、
マンション管理士という業者を規制する法律で、管理組合を
規制する法律ではありません。

マンション管理業者は管理組合の業務を受託して、主に現業的
な仕事をする立場です。
従って、管理組合に法律的な助言をすることはできません。

しかし、管理業者の専権的業務として、管理組合の現金預金の
出納をすることができます。

これに対して、マンション管理士は管理組合に対して、事実的
な支援の他に、法律的な相談や助言もすることができます。
その根拠はマンション管理適正化法第2条第5号です。

しかし、管理組合の現金預金の出納業務は上記のように管理業
者の専権的業務ですから、これを行うことはできません。

問題は、マンションの管理会社に勤務しているマンション管理
士が法律的な相談や助言をすることができるか?です。

マンション管理士の資格を持っていたとしても、管理会社の
業務を行っている立場であれば、管理業者と見るべきであって
たとい資格を持っているからといって、その業務を行うことは
認められないと思います。
posted by 橋マンション管理士事務所 | Comment(0) | TrackBack(0) | 法律/判例
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