2014年02月25日

マンションのコミュニティ

国土交通省で編纂されたマンションの標準管理規約の平成16年の改正で
管理組合の業務にコミュニティ形成が加わりました。

しかし、当時は余り注目度が高かったとは言えませんでした。

3年前の3月11日に発生した東日本大震災をきっかけに、大震災時の
助け合いという面からコミュニティに対する考え方がクローズアップされ
たと言えます。

小さなコミュニティ作りには、隣あるいは同一階で顔を合わせたときの
挨拶や、子供を通した付き合いといった形でもできますが、マンション
全体規模となりますと、どうしても管理組合が主体的に動くことが必要
になってくると思います。

そして、ある程度の組織化が必要です。

コミュニティが組織化してくれば住民間の情報伝達もスムースになり、
災害時においては何を準備しなければならないか?

個々人がどんな役割をしなければならないかなどの発想は生まれてくるか
と思います。

申すまでもないと思いますが、災害時には行政も消防もマンションに関し
ては後回しで、マンション住民は最低でも3日間は自立して生活できる
準備が必要です(自助)。

そして、マンション住民は同一マンション内でお互いに協力と助け合いを
しなければ難局を切り抜けられないでしょう(共助)。

その意味でマンションにおけるコミュニティは単なる同好の集まりから
もう1歩進んだ組織化は課題であると思います。

コミュニティ組織が長続きするためには、皆が参加して楽しくなければ
長続きはしません。

ですから、カラオケを楽しむ会とか、単に酒を飲んで思い思いの会話を
楽しむ、フリーマーケット、クリスマス会などの催事を企画することも1
つの手です。

住民がそういうような企画に参加しているとお互いに自然と親しくなって
くるからで、飲むための飲み会であっても良いと思います。

組織化については、大規模なマンションにおいては若手の人の若い発想を
女性は他人とのつながりも多く、また生活という命に密着した見方、中学
生や高校生は昼間発生した災害には1番頼りになる存在として、熟年層に
は豊富な社会経験という財産、それぞれの長所を生かした個別の組織作り
も有効かと思います。

災害という観点からコミュニティをお話ししましたが、管理組合において
コミュニティの形成がなぜに必要かと申しますと、先に述べた大災害時の
助け合いのみではなく、日常的なトラブルの未然防止(たとえば騒音問題
など)や大規模修繕工事等の円滑な実施に多大な貢献をしてくれるから
です。
posted by 橋マンション管理士事務所 | Comment(0) | TrackBack(0) | 災害
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